非標準ダクト部材の設計製作
現場測定と承認図
何を測り、どう撮影し、製作開始前に承認図が何を示すべきか。
製作ダクトは取合部で問題が起きます。部材は正しく作られ、しかし図面と現場が違うために合いません。製作前の丁寧な測定は、最も安価な保険です。
何を測るか
部材が入る長さ方向の4点でダクト断面を測ります。フランジだけでは不十分で、ダクトは湾曲しているためです。フランジのボルトパターン(ボルト径とピッチを含む)。4方向それぞれの最も近い障害物までの距離。アクチュエータ用と後日の取出し用の余裕。搬入経路と頭上高さ。
どう撮影するか
位置全体が分かる広角の1枚、フランジ面にメジャーを当てた近接の1枚、アクチュエータ側の障害物が分かる1枚。メジャーが写った4枚の写真は、1ページの説明より価値があります。
図面が示すもの
全体寸法、フランジ穴加工、軸中心、取出し余裕を含むアクチュエータの包絡、重量と揚重点、固定点と可動点、そして部材が設計された設計条件。最後の項目は省略されがちで、後にプラントが運転温度を変えたときに重要になります。
承認
お客様に図面へ書き込みをいただき、返送していただきます。口頭の承認では進めず、図面が添付されていない「問題ないと思います」というメールでも進めません。承認後は図面が仕様となり、その後の変更は日付のある変更扱いとなります。
製作公差
後で議論にならないよう図面に明記します。通常、フランジ面とボルトパターンで±2 mm、全体寸法で±5 mm、シート面については平坦度を明示します。現場がより厳しい精度を必要とする場合は、図面発行前にお知らせください。
この設置ポイントについてご相談ください
ダクト断面、設計温度、差圧、運転点をお送りください。ダンパー形式、材料選定、駆動装置、承認用の概略図をご提案します。